「MY BUNJYO PREMIUM」の魅力をさらにアップさせている「ミヤモト家具」のこだわりとは?
今回は、かほく市白尾の「MY BUNJYO」におじゃまし、ミヤモト家具の店長・澤田さんと設計士の小林さんにお話を伺いました。
それぞれのお家に合わせたオーダメイドの家具が付いていることで、さらに心地よい住空間を実現している「MY BUNJYO PREMIUM」。コラボのきっかけや家具に対する熱い想いを聞かせていただきました!
(参加者プロフィール)
(写真右)
澤田 駿(Sawada Shun)
株式会社ミヤモト家具 金澤本店店長
ミヤモト家具の社長やスタッフの、お客様に対する姿勢や熱い想いに共感し入社。富山県内のミヤモト家具本店・姉妹店LOWVEでコーディネーターとしての経験を積み、SOLID金沢店長に。金沢には数年住んでいたこともあり、大好きな土地でミヤモト家具・SOLIDの家具と想いをお伝えしていくことを決意している。「家具を探す」という、一生に二度あるかないかの人生の節目に立ち会える貴重な機会にやりがいを持ち、お客様へ家具をお届けした後も末永くお付き合いできるところがこの仕事の一番の魅力だと語る。
(写真左)
小林 律子(Kobayashi Ritsuko)
2級建築士・インテリアコーディネーター・整理収納アドバイザー2級
富山県出身。石川高専で建築を学んだ後、富山のハウスメーカーに就職し7年半勤務。結婚を機に石川に移住し、同時にサンリーホームに入社(2014年)。建築部門を立ち上げ、アパート設計、建売住宅の設計・設備の仕様決めを担当。現在はサンリーハウスにて分譲住宅・注文住宅の設計・コーディネートを担当。趣味はホタルイカ釣り。
いい家具でより良い住空間を。家具でもお客様の幸せを実現
ーー「MY BUNJYO PREMIUM」には、すべてリビングとダイニングに「ミヤモト家具」さんのオーダーメイド家具が付いているのが大きな魅力ですが、そもそもコラボのきっかけは?
小林さん:今までは当社で家具を購入しディスプレイ用に入れていましたが、分譲住宅は案内した時に、家具が入っている時といない時のお客様の表情が違うんですね。お客様が決断するスピードにも家具が大きく影響していると肌で感じていました。それなら、家具付きでいいものを販売した方がお客様のためにもなるのではと考えたんです。
澤田さん:小林社長から「見に行っていいですか」と連絡をもらって、実際に見て家具と家の調和に魅力を感じていただき、一緒にやらせてもらうことになりました。最初にお話いただいたのが2022年の6月で、初めて家具を納めさせていただいたのが8月頃ですね。
小林さん:サンリーハウスとして、家は箱であって主役ではないという考え方がありまして、いい家具を入れるとやはり住環境が良質なものになるんですね。ミヤモト家具さんは本物の木を使ってクオリティの高い家具を提供されているので、お声をかけさせていただきました。
澤田さん:サンリーハウスさんは、設計の段階でお客様の暮らしに寄り添って家具も提案されています。私たちの考えも、ただ家具を販売するのではなく、何十年も先のご家族の暮らしを考えて家具を販売したいというのが1つ大きなコンセプトとしてありますので、建てる段階で家具を選んでいく考え方がすごく当社と合っていると感じたんです。
ーーすごく画期的でステキなコラボですね!
小林さん:1番魅力的なのは、床から浮くテレビボードですね。今までは、床から浮くテレビボードは建築の設計士が図面を引いて、造作家具屋さんに頼まないとできなかったんですよ。コストもかかるし、お客様にとっても負担が大きかった。ミヤモト家具さんなら、幅や高さもバリエーション豊かなものを実際に見て選べて、しかも安価に入れられます。
澤田さん:床から浮かせるテレビボードは家を建ててから付けたいと思っても、コンセントの位置や下地の関係でできないことが多くて、諦める方も多いんですね。最初の段階でやらせていただくことでお客様も満足いただけるし、設計の段階で無理がない。私たちもお客様の希望に寄り添ったご提案ができるので、Win-Winですね。
▲床から浮いているテレビボード
(一つ前の記事「「MY BUNJYO PREMIUM」の魅力を徹底取材!使いやすく充実の間取りで高クオリティなのに低価格の秘密とは?」にて訪問した住宅に設置。)
ーーやりたいことが実現できて、好きなものも選べるというのはありがたいです。
小林さん:いわばキッチンのような感じです。家を建ててからキッチンを買う人はいないですよね?間取りにも関わりますし、設計段階から見にいって、どんなものにしようかなと考えます。キッチンを予算に入れない建築がないのと同じで、家具もあらかじめ予算に入れることがいい暮らしにつながると当社は考えています。
澤田さん:家を建ててから家具を見にこられて、予算がとれないという方も多いです。ひとり暮らしの部屋なら、量販店の家具を選ぶのもいいですが、一生住み続ける家の場合はやはり一生使い続けられる家具を選んでほしい。それがどういうものか知らない方もいらっしゃいます。こうしてサンリーハウスさんと提携することで、長く使える家具を紹介していただけることが私たちもありがたいですし、何よりお客様にとって一番親切だと思います。
小林さん:最後に皆さん家具の値段が出てこなくて、量販店に走っているんですよ。「お金ができたら買い換えるわ」とおっしゃるんですが、まず買い換えないです。家具は家電と違って壊れることがないですし、捨てるのにも労力がいります。結局買い換えるタイミングを逸してしまうんですよね。私の友人にも、いい家を建てたのにダイニングテーブルをケチってしまって、30年経った今でも心残りだと話している方がいました。家具には本当にこだわってほしいです!
すべての人に”本物”を届けるために。家具に託す想いとは
ーーミヤモト家具さんは「本物」を伝える、という考え方を大切にしていらっしゃいます。改めて、この想いをお聞かせいただけますか。
澤田さん:”本物”というと、さまざまな定義や意味合いがありますが、本物は製品に限ったことではなく、私たちの企業理念も含めて、お客様が生涯にわたり愛し使い続けることのできる安心を提供することや幸せを思う気持ち。これらすべての”本物”を目指しています。
例えば家を建てて、20~30代で家具を購入したとして、そこから何十年と使い続けて、お子さんが生まれて、お子さんがここで勉強して、そこでついた傷も含めて残していける。ソファも何気なく実家にあって、社会人になって家を出てまた帰ってきた時に、居場所があると感じられるというか。
ーー確かに、家具がなければ居場所がないと思うかもしれません。
澤田さん:私たちは暮らしをつくるものが家具だと思っています。量販店の家具でも大丈夫と思われがちですが、傷や汚れも含め使った証を残していける家具はまた別です。長く使えるように、天然木の家具や耐久性を考えたソファを制作し、それを守っていけるよう自社で職人を用意し、配送し、アフターも全て自社で完結できるようにして「一生使ってください」と言えるようになりました。
ーー制作からアフターまで、本当に長く人生に寄り添っていただけるのですね!
澤田さん:そうですね。家具を販売するだけではなくて、お客様の暮らしを長い将来をみすえてご提案させていただいて、そこからずっと守り続けていく。それがミヤモト家具の仕事だと思っています。
小林さん:ミヤモト家具さんの家具は全部無垢材で作られているんですよ。見た目は違いがわかりにくいんですが、下まで全て木で作られていて削っても木が出てきます。量販店のものは表面だけシートで覆っていて、中は合板や別の素材を使っているものがほとんどです。
澤田さん:新品の状態は同じに見えますが、使い続けていくと変わってきます。シートだと角からめくれて中から色合いの違う素材が出てきて、ちょっとみすぼらしくなってしまっても直せません。私たちの家具は木のかたまりで作られていて着色も一切してないので、傷ついても削って直すことができますし、削らなくても傷が目立たない。傷を味として残すこともできます。
小林さん:あと、ソファは全部カバーを外せるんですよ。洗えるんです。すごくないですか?布張りだと汗が染みこんでベタッとしてくるんですよね。そうなったら全部剥がしてクリーニングして、また元に戻せる。何かこぼした時も、剥がしてすぐ対処ができます。
ーー特に、小さなお子さんのいらっしゃるご家庭にはありがたいですね。
小林さん:そうです。安い家具はほとんど外せないんですよ。海外の高い家具も外せないのが多いです。ミヤモト家具さんは全部外せるんです。
澤田さん:長く使ってほしいという考えの中で、ソファは何十年と使い続けるとやはりクッションがへたってきます。その場合に、中材だけを替えることもできるんですね。カバーを外せる方が、お客様の方で替えることも可能なので、より長く使い続けられる仕様となっています。
ーーうちのソファはカバーが変えられずへたってしまって、買い換えを検討していますが、それならいいソファを買った方がよかった、と今のお話を聞いて思いました。
小林さん:だからカバーが変えられるってすごく大事なんです。買う時に、外せるかどうかはチェックすべき部分ですね。
ーーソファにも座らせていただきましたが、サイズ感もこのリビングにぴったりですね。
澤田さん:そのフィット感も、設計から一緒に携わり、図面も見てやらせていただいているからこそ、実現できたことですね。
”かかりつけ家具屋さん”として、豊かな暮らしを提案したい
ーー量販店だと、ソファやテーブルを自分たちで選ぶので高さが合わないこともありますよね。ミヤモト家具さんなら、そこも相談しながら買えるんですね?
澤田さん:高さは1cm単位で変更可能なので、私たちはいつも新築であれば、テーブルとイスを選んでもらったら再度座ってもらって「どうですか、あと1cm上げましょうか下げましょうか」というところまでやらせていただいています。
小林さん:あと、イスの脚などに貼り付ける傷防止のフェルトがあるじゃないですか。普通に貼っても取れやすいですが、ミヤモト家具さんには取れにくい加工ができるフェルトがあって、持ち込めば加工してくれるんです。
澤田さん:「打ち込みフェルト」という粘着系のフェルトで、加工費は1脚約800円です。
ーー安いですね!本当に色々な相談ができて、病院のかかりつけ医のような、「かかりつけ家具屋さん」という感じがします。
小林さん:わたしもこの間まで知らなくて、それが800円でできると聞いて大ニュースでした。そういうものがあるのかと。
ーーミヤモト家具がサンリーグループと提携して1番こだわった家具は、どちらでしょうか?
澤田さん:このかほく市白尾の8号地と7号地の「MY BUNJYO PREMIUM」は、今までで1番こだわったものを入れられたと感じています。7号地の方には造作テレビボードも入れさせていただきました。
ーー照明や細かい部分までトータルでイメージが統一されていて、すごくステキだと思いました!
澤田さん:どちらも、お客様が生活をイメージできるような空間に仕上げられたと自負しています。ここまでトータルでテイストも含め揃えて入れさせていただいたのは、弊社としても初めての取り組みでしたので、どちらも見応えがあるのではないかと。
小林さん:ソファの生地1つ選ぶのにも非常に時間をかけています。注文住宅は、一つひとつ決めるべきことの積み重ねで出来上がってくるものですが、お客様が多くの選択肢の中から迷って決断すると、ふとした時に「あちらの色を選んでおけばよかった」と思うことがあります。「MY BUNJYO」の良さというのはそれが無いというところなんです。
ーーお子さんがいて毎週末家具を選ぶ時間がないとか、センスに自信がないけど心地よい空間には住みたいとか、そんな方にもいいですよね。
小林さん:家具もキッチンの色や照明、床の色も全部トータルでコーディネートされていますので、本当に自信を持っておすすめできます。
澤田さん:家具選びというのは、本当に難しいですからね。
小林さん:疲れて買うのを辞めてしまう方もいるんじゃないですか?
澤田さん:そうですね、お子さんがぐずってしまって、とりあえず今日は帰ります、という方もいらっしゃいますね。その後手軽に買えるものを買ってしまったと、それで微妙だなと感じているという話も聞きますので、そこは私たちの力不足だと思っています。
ーー家具選びのアドバイスで気をつけていることはありますか?
澤田さん:当社は、どの家具屋よりも選択肢が非常に多いんです。ダイニングテーブルも約40種類ある中で、お客様に「いっぱいあります選んでください」、というのはやりたくないですし、僕らがいる意味がない。お客様の要望を聞いて、ぴったりのものを提案させていただくことが豊かな暮らしにつながっていくと思っています。
ーー「MY BUNJYO」の家具選びもそういう考え方で進められたということですね?
澤田さん:そうですね。サンリーハウスさんにも床の色、どんな素材か、クロスはどうですかとか、色々お聞きして。お手数をおかけしていますが、それが全部お客様の幸せにつながっていると考えて、やらせていただきました。
ーーミヤモト家具で家具選びをする際には、家の図面や部屋の写真などを持参した方がいいのでしょうか?
澤田さん:その2つを持ってきていただければ間違いないですね。来てほしいと言われればお伺いしてご提案をすることもあります。
小林さん:ミヤモト家具さんの家具は、価格は正直安くはないですけども、無垢のこのクオリティで他のところで買おうとすると、もっと高いんですよ。自社配送や自社職人とか、一括でやることでリーズナブルに提供できている部分があると思います。そこも魅力の1つですよね?
澤田さん:そこはもう、とことんこだわっています!地域密着も私たちのテーマなので、今展開している2店舗で、まだまだやれることを追求していきたいと考えています。
小林さん:これからも、こだわりの家具でサンリーハウスの家をさらに価値あるものにできるよう、力をお借りできるとうれしいです。今後ともよろしくお願いいたします!
ーーサンリーグループとミヤモト家具。家と家具で提供するものは異なりますが、お客様の暮らしに寄り添い、お客様の幸せのために力を尽くすという想いは共通していて、同じ方向を見て進まれていることがよくわかりました!これからも、どんな空間と家具の組み合わせが生み出されていくのか楽しみです。今日はありがとうございました!
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