オリジナルブランド「So」完成見学ツアーVol.2「お客様の想いに全力で向き合う」。施主と設計士で叶えた、こだわりの家づくり
サンリーハウスの注文型住宅の完成見学ツアー第2弾!今回は、サンリーハウスを選んで、マイホームの夢を叶えたお客様Yさんの新居にお邪魔します。設計士の小林さんと、出会いから完成に至るまでの過程を振り返りながら、家づくりへのこだわりや想いを語り尽くしてもらいました!
(参加者プロフィール)
小林 律子(Kobayashi Ritsuko)
2級建築士/インテリアコーディネーター/整理収納アドバイザー2級
富山県出身。石川高専で建築を学んだ後、富山県のハウスメーカーに就職。結婚を機に石川県に移住し、2014年にサンリーホームへ入社。建築部門を立ち上げ、アパート設計や建売住宅の設計・設備の仕様決めを担当した。現在は、サンリーハウスにて、分譲住宅や注文住宅の設計、コーディネートを担当している。趣味はホタルイカ釣り。
「一緒に作り上げるのが楽しい」。お客様ファーストが決め手。
ーーまず、サンリーハウスで家を建てようと思ったきっかけは何でしたか?他の会社も見たり比較したりしましたか?
Yさん:きっかけは、GWに開かれたサンリーハウスのイベントに来たことでした。その時に、家づくりの要望を聞いてもらって、後日プランニングしてもらうことになりました。その頃はまだハウスメーカーを決めかねていて、サンリーハウス以外にも3社ほどの話を聞いていましたね。
ーーなるほど。そこから最終的にサンリーハウスを選んだ決め手は何だったんですか?
Yさん:比較していたハウスメーカーの中で、自分が理想とする設計図を一番最初に持ってきてくれたのが大きかったですね。見積もりも確認して、妥当な金額だと納得することもできました。
ーーそうだったんですね。ハウスメーカーごとにいろんな特色があるかと思いますが、実際に比較してみていかがでしたか?
Yさん:実は、別の大手ハウスメーカーで、ちょっと嫌な思いをしたりして…。「もっとこうしてほしい、ああしてほしい」と、間取りについて話を詰めていくうちに、「建築士が頭を抱えてしまっています。もうこれ以上は…」と言われてしまって。そこで、もうそのハウスメーカーに対する熱が一気に冷めてしまいました…。
ーーそんなことがあったなんて…。
Yさん:それと、これはまた別のハウスメーカーなんですが、進度がすごく遅かったのも気になりました。そこは、設計士は打ち合わせに参加せず、営業が又聞きするスタイルだったので、要望は一旦持ち帰ってその返答はまた次回に持ち越しでした。
小林さん:それだとタイムラグが発生して、自分たちの要望も伝わりづらくなってしまいますよね。
Yさん:そうなんです。サンリーハウスの場合も、設計士と直接打ち合わせする機会は少なかったんですが、代わりにLINEを使って設計士とリアルタイムでやり取りができたので、その分対応も早くて安心できました。ちょうど家づくりをしていた期間が、私の産休・育休中と重なっていたのもあって、スマホ片手にちょっとでも隙間時間ができるとやり取りしていましたね。
小林さん:お互いに「こんな感じ?あんな感じ?」と何度も何度も間取りや図案を送り合って、どんどんブラッシュアップしていって、最終的に「これだ!(2人で)やったー!」っていう感じでしたよね(笑)。
Yさん:そうそう(笑)。何度も何度も変更を繰り返しながら、一緒になって作り上げていく感じがすごく楽しかったですね。
小林さん:パントリーも当初は作る予定がなかったんですけど、「あったらどう?」って聞いたら「いいね!」となって、新たに決まりましたもんね(笑)。
ーー文面だけでそこまでお客様の要望を汲み取ることができるなんて驚きです!小林さんだったからこそかもしれないですね。
Yさん:そうかもしれないですね。小林さんは常に、全部を叶えるという姿勢でいてくれました。
ーーそれは、家づくりのパートナーとして心強い!まだまだ新しいブランドということで、施工事例がない要望もあったかとは思うんですが、そういった場合はどのように対応されたのでしょうか?
小林さん:サンリーハウスとしては新しいブランドですが、私自身は15年間ほど建築業界にいる経験があります!お客様の要望を叶えるために努力を惜しまない、という姿勢だけは常に取ってきました。要望を受けたら、まず自分で調べて、さらに大工さんとも知恵を出し合う。大工さんにとってもお客様にとっても、ベストな着地点になるよう力を尽くします。新しいブランドだからこそ、こういったお客様の小さな要望一つ一つが、この先のサンリーハウスの基準になりうると考えています。
ーー素晴らしい心掛けです。例えばで挙げるとすれば、Yさん宅ならではの要望だと、どんなものがありましたか?
小林さん:奥様の要望としては、ミーレ(海外製の食洗機)やガルバリウムの外壁、大きな洗面台、タタミの収納などですね。
Yさん:ミーレは、インターネットで施工例を探してみたりしても全然見つからなかったから、本当にできるのかという不安がありました。でも思いを伝えてみたら、「やりましょう!」と小林さんが言ってくれて。ただただ感動でした。
小林さん:できないことって、そうそうないですよ。(笑)とりあえずやってみよう、というスタンスは大事にしています。自社の場合だと、保証の対象になる部分については、取引先が扱うメーカーの中に、お客様の希望する商品があれば取り入れることができます。一方で、取引先が扱わない無名の販売元の商品については、信頼がおけない商品ということで取り入れることはできません。ただ、タオル掛けや紙巻き器など、保証がなくてもお客様が大丈夫と思ってくださる部分については、好きなものを用意して頂いてそれを取り付けさせてもらっています!施主支給っていうやつですね!
大きな鏡があり、そのクローゼットのお部屋自体がとっても奥行があり広く感じられ服選びや着替えも快適に!
ーーなるほど、そういう決まりになっているんですね。
小林さん:大手のハウスメーカーになればなるほど、会社のブランディングを守るために、出来ることの縛りがきつくなっていくのは仕方のないことで、それは大手あるあるなんです。でも、Yさんがいろんなハウスメーカーを見て回った経験自体は無駄ではなかったと思います。そこで聞いた情報や教わった知識は、きっとその後に家づくりの役に立っているはずなので!
Yさん:確かに。実際に太陽光発電を取り入れたのも、他のハウスメーカーでその良さを知ったからでした。今思うと、いろいろと勉強になりましたね。
「全ての理想が叶った家」。妥協しない、こだわりの家づくり
ーー家づくりは奥が深いですね。そんな想いが詰まったマイホームですが、Yさん宅ならではの家づくりのテーマやこだわりを教えてください!
Yさん:食洗機や乾燥機などの家電を取り入れて、家事の負担を減らせるようにしました。時短できる家事は家電に頼って、その分子どもと関わる時間が増えればいいなあと思って。
キッチン自体を広めにしたり、キッチン台や換気扇の高さを標準よりも高めにしてもらいました。身長が高い分、作業しやすいように!
キッチンの後ろに設置したカップボードも、作業台として使えることを想定して幅を広めに取ってもらいました。
あとは、キッチンの目の前にある小上がりですね。
子どもが宿題をしている姿を、プレッシャーをかけすぎない程度に後ろから見られるようにすることで、何をしているのか把握できます。
ーー何をしているのか見えるの、とっても大事(笑)。
Yさん:そうなんです。子どもがキッチンを覗いてくることも沢山あるので、小上がりの高さも丁度よくて。
ーー素敵な家族時間…!では旦那様のこだわったところは何かありますか?
Yさん:お風呂にテレビをつけました。今の家では、お風呂でテレビを見られるようになっているので、新居にも付けたかったみたいです。あとは、家の前にシンボルツリーも植えて、下から照らすための照明もつけました。
ーー心地よく過ごせそう…とっても素敵なこだわりですね。
小林さん:あとは、自社の標準仕様の商品にはなりますが、住宅用制震ダンパー「ミライエ」を採用していて、地震対策は万全です。このミライエは、震度7の地震が繰り返し来ても、大丈夫と実験で証明されています! 熊本地震の時も、揺れが軽減されたことはもちろん、家にクラックすら入らなかったという事例もあるぐらいです!
Yさん:脱衣所に洗濯機を設置しているので洗濯物を干す時に湿気がこもらないように、上部に窓を設置しました。背が高い私だから届く高さにありますね(笑)。娘がいるので、お風呂上りで脱衣所に居るよー!っていうことが窓を通して光が入り伝わるようにと思って。
ーーお洒落!!その発想は無かったです。耐震性も面も含めて、意匠性はもちろん機能面にもこだわりが詰まっていますね。反対に、叶えたかったけど、妥協したところはありましたか?
Yさん:いまの希望は全て叶えてもらえたと思います!将来的には、蓄電池がほしいなあとは思っています。今回、太陽光パネルは設置してもらったんですが、蓄電池は高かったのでいつか買えたらいいなと。あとは、電気自動車も検討中ですね。
小林さん:外部コンセントは電気自動車が充電できる配線にしてあるので大丈夫です!
ーーまさに理想のマイホームですね。でもここまで妥協しなかったとなると、費用はかさみませんでしたか?費用を調整するために苦労したのではないですか?
Yさん:全体の費用に収まるようにした上で、希望も叶えてもらえるよう、小林さんが調整してくれました。いま予算のどこまでを占めているのか、その都度金額を細かに教えてくれたのもありがたかったですね。
ーーサンリーハウスとしてどのお客様に対してもこのような対応を?
小林さん:もちろん。普段から金額は詳細に提示するようにしていますね。
「わかりやすい家づくり」がコンセプトなので!
ーー先程のLINEでのやり取りについても同様に言えることですか?
小林さん:そうですね。ただ、LINEの頻度については、施主様の家づくりに対する想いの強さによって、かなり個人差が出るかなとは思いますね。要望が多かったり理想が高かったりする方からは頻繁に連絡をもらいますが、反対にすんなりと納得されてほぼ連絡のない方もおられます。
ーーお客様次第ということですね。
Yさん:連絡の頻度で言うと、我が家はかなりこだわった方になりますね(笑)。
ーーいろんなお客様がいて、一人一人に合わせた対応や関係性の構築が大切だということがよく分かりました。終始和やかな雰囲気で、設計士とお客様の関係性を越えた、小林さんとYさんの信頼関係の深さが伝わって来ました。ご家族の理想を叶えた素敵な家に仕上がって良かったです!
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