【役員インタビューvol.22】2023年はどんな年になる?会長に聞く、サンリーグループが進むべき道、未来とは?
大きな変化を遂げた2022年を乗り越え、2023年のサンリーグループはどう進むべきなのか?今回は小林会長に、2023年の抱負や、今後会社として力を入れていきたいことや挑戦したいこと、変わらず大切にしていきたい考え方などを、じっくりと伺いました!
(プロフィール)
小林 絹代(Kobayashi Kinuyo)
株式会社サンリー・ホールディングス取締役会長。実業家の父のもとに生まれる。結婚・離婚を経験し、金沢の不動産会社に勤務したのち2007年に独立。サンリーホームを創業する。翌年、株式会社サンリーホーム(法人)に組織変更。人生のモットーは「念ずれば花開く」。
チームの連携が会社全体に良い効果を生み出した2022年
ーーまずは、2022年をふり返るところからお話を伺えたらと思います。どんな1年だったでしょうか?
小林会長:昨年は、非常に忙しく慌ただしい1年だったと思います。金沢店がオープンして2拠点になり、社員同士の連携もどうなるのか不安はありましたが、現場と設計、コーディネーターのコミュニケーションがしっかりと取れ、グループ会社、部署、それぞれがチームとして密に連携してくれたおかげで、今年はとても各社がスムーズに稼働できたと感じています。
ーー戸建てでは新しいブランドとして、セミオーダー住宅「So」も誕生しましたね。
小林会長:そうですね。スムーズに進めることができ、その結果としてアパート、戸建ての受注が徐々に増えてきています。また、「So」を評価してくださるお客様も多く、特にご紹介を受けての受注があることを非常に嬉しく思います。お客様がこの会社を紹介しても安心だ、と思わなければそういった行動はできませんよね。
ーー顧客の満足、関係各所への信頼関係、それがご紹介につながるわけですし、それらがしっかりとできていた1年だということですね。
小林会長:そう思います。ご紹介してくださる方がたくさんいらっしゃるということは、本当にありがたいことです。もちろん社員からの紹介もありましたし、これからもっとこういった流れが増えていけば、さらにうれしいですね。
2023年はさらに存在感を。「良質な住環境の提供」で地域に活力を与えたい
ーー会社としての新しい挑戦も成功し、社員も増えて、色々な成長の種が育ってきた昨年ですが、2023年の抱負についてはいかがでしょうか?
小林会長:今年はますます、「住環境」に関して地域に活力を与えたいと考えています。地方から牽引できるような存在感を出していきたい、というところが抱負でしょうか。
ーーかほく市を拠点に、という考え方はやはり創業当時から変わらないところですね。
小林会長:かほく市も少しずつ活性化しています。色々な施設ができ、街並みも明るくなりました。新しい戸建てやアパートも増加しており、住みやすい町ランキングでも上位にランクインしています。行政の補助金制度にもさまざまなものがあり、一戸建てで最大200万円の奨励金が交付されたり、かほく市の不動産会社を利用したことで補助金が交付されたり等、幅広い制度が後押しになっていると感じます。かほく店をかほく市役所とイオンモールかほくの中間にあたる、非常に目立つ場所に構えられたのもありがたいことだなと思いますね。
ーーかほく市については、会長の先見の明があったということでしょうか?
小林会長:たまたまといっては何ですが、私は住まいが金沢の北部の方でして、会社員時代は金沢北部やかほく市を担当していました。それで家主さんから管理してくれないかと依頼がありまして、その段階でイオンモールかほくがオープンすると聞き、1年前に会社を立ち上げれば基盤づくりにもなると考えたんです。その時はアパートも何も無いところで、反対も受けましたが、要望があるのなら役に立ちたいと、その一心でスタートしました。
その後息子も応援してくれるようになって、それならば会社を発展させていくべきだと考え、翌年法人にしました。始めの頃は二人三脚でしたが、なぜか最初から休みもとれないくらい忙しかったですね。少しずつ社員が増え、皆ががんばってくれて知名度もついてきました。郊外ですから広告よりも看板が効果的だと考え、あちこちに建てさせていただいて。看板戦略も成功した理由の一つかもしれません。
必要とされるために、時代を知り、お客様に寄り添い、ニーズをつかむ
ーー2023年はグループ全体としてどんな一年になると想定されていますか?
小林会長:各社、部門、チーム同士が、より密に連携し合って、メンバー自ら会社の合言葉である「Believe&Act.」の精神で、人間性を高めて自己実現をしながら積極的な活気が感じられる一年にしたいと考えています。
ーー今後はグループとしてどのようなところを強みに、挑戦していきたいとお考えですか?
小林会長:当社としては、「住環境の提供領域で最も必要とされる企業グループ」にならないといけないし、なるべきだと。それを自負しながら仕事に取り組むという姿勢を私たちは大切にしていますので、これからも住環境に関すること全てを、時代の流れに沿って、最前線を意識することにさらに力を入れていきたい。自分たちが一方的に押しつけるのではなく、お客様の気持ちに寄り添って、使いやすい間取りや動線を配慮していく。そうすることで認知され、当社のファンも増えてくれるのではと思います。
ーーライフステージやニーズに合わせた提案をして”人生に寄り添う”ということですね。
小林会長:そうですね。独身の方はまず、ワンルームや1Kに入居されて、結婚が決まると1LDKや2LDKのお部屋を探してほしいという要望があります。その次は、結婚したから家を建てたいので、土地を探してほしい、中古の一戸建てはないか、新築の建売はないのかとか、さらに注文住宅もお願いできませんか、というリクエストをいただくわけです。その他にも、建物が古くなったのでリフォームしたいというご要望もあります。今後もさまざまなニーズに応えていきたいと思っています。
ーーニーズを知るために大切なポイントはどのようなところでしょうか?
小林会長:やはりお客様とお話していくことではないでしょうか。これは昔から変わらず心がけていることですね。お客様の話をじっくり聞いて、何を求めているのかを理解します。最適なものを提案することも必要でしょうし、求めていることを現実化することも必要でしょう。お客様の求めに応じていくことが非常に大事です。住まいのことなら、オールマイティに対応できますので、お子さんがだんだん成長して、社会人になり就職するという中で、住まいも同居からアパート、県外で住むというケースもあると思います。当社は不動産業として幅広く連携もしていますので、県外物件のご紹介もできます。相続のお話まで、とにかく何でも相談していただきたいですね。
ーーこれからは「SDGs」にもさらに力を入れていきたいお考えだそうですね。
小林会長:より積極的に取り組んでいきたいと考えていまして、「良質な住環境」を通して、持続可能な住環境を提供していかなければという気持ちがあります。一戸建ての買取・再販事業の強化で、空家対策やリノベーションなどを行い、古くからの建物を大事にして、長く住み続けられる街づくりに貢献できる住まいを目指していきます。
また、その他の具体的な取組みとしては、月1度の地域への除草や清掃活動です。地域への奉仕活動は、街をクリーンにすると同時にメンバー間の交流の場にもなっています。住人の方々に感謝され、自分の身体を使うことで達成感も味わえ、心の喜びになるのではないでしょうか。
ーー最後に、これから社員の皆さんに挑戦してほしいこと、大切にしてほしいことをお聞かせください。
小林会長:やはり会社というのはそれぞれのメンバーが、自己実現し幸せになるための舞台なんです。それをどう生かすかは自分次第。わたしたちは寄り添って応援していきますので、その可能性をぜひサンリーグループで生かしきってほしいと思います。これからますます色々なことに挑戦できるでしょうし、目標達成はいくらでもできる。資格にも挑戦できればもっと夢は広がっていきますよね。それぞれの可能性が広がれば、当社の可能性も広がる。Win-Winですよね。やはりメンバーが幸せにならないとお客様を幸せにできない。だから身内のようなメンバーがまずは幸せになってほしい、そういう気持ちですよね。
ーー時代に寄り添い、お客様のニーズをしっかりつかみ、会社全体で成長していく、皆で一緒に未来へ向かって進むという熱い想いがしっかりと伝わってきました。2023年もサンリーグループの快進撃は続きそうですね。今日はありがとうございました!
VISION