【モデルハウス体験】サンリーハウスの新ブランド「So」。すみずみまでこだわり!デザインと機能性のバランスがとれた”ちょうど良い”家(中編)
3回にわたって「So」の魅力に迫るシリーズ!今回は2回目となる「中編」です。
かほく市白尾のモデルハウスを案内していただき、間取りや建材など、デザインと機能性のちょうど良いバランスを追求するために工夫された、さまざまなポイントを教えていただきました!
(案内人プロフィール)
(写真左)
小林 和晃(Kobayashi Kazuaki)
サンリー・ホールディングス代表取締役社長/他グループ会社3社取締役。高校卒業後、大工としてキャリアをスタートし、様々な建築工事を経験する。その後20歳で母である会長が起業した不動産会社に設立と同時に入社。創業時を二人三脚で駆け抜け、現在はグループ会社4社となり、サンリーグループを牽引。
(写真中央)
小林 律子(Kobayashi Ritsuko)
2級建築士・インテリアコーディネーター・整理収納アドバイザー2級
富山県出身。石川高専で建築を学んだ後、富山のハウスメーカーに就職し7年半勤務。結婚を機に石川に移住し、同時にサンリーホームに入社(2014年)。建築部門を立ち上げ、アパート設計、建売住宅の設計・設備の仕様決めを担当。現在はサンリーハウスにて分譲住宅・注文住宅の設計・コーディネートを担当。趣味はホタルイカ釣り。
(写真右)
田中 友規(Tanaka Yuki)
石川高専の建築学科を卒業後、施工管理会社に就職。2015年にサンリーホームに転職し、建築と管理部門を兼任で主任チームリーダーを務めたのち2021年秋の事業拡大を機にサンリーハウスへ異動。分譲住宅・注文住宅等の建築事業・建物管理事業を統括する係長となる。
家事動線を考慮し、建てる場所に最適な間取りを
ーー実際の部屋や設備を見ながら、さらに詳しく「So」の魅力を教えてほしいのですが、まずは間取りの工夫をお聞かせいただけますか。
小林さん:間取りの1番のポイントは、すべて家事動線を考慮している点です。建売も含め、今まで100棟以上設計して建てて売るということを続けていますが、プランに関しては一つとして家事動線の悪いものはないです。
ーー例えば、どんなところに配慮されているのでしょうか?
小林さん:キッチンと水回りを近くすることで家事効率をアップさせています。料理をしながら洗濯をしたり、洗濯を干したら隣のファミリークロークに片づけたりなど具体的に住む人の動線を考えながら設計していますね。クローゼットは1階にある方が利便性が高いので、必ずファミリークロークもつくっています。
さらに土地に合った日当たりも考慮しています。今まで100棟手がけてきましたが、同じものは一つとしてないです。敷地が違う分、違いを活かしたかたちで設計しています。
ーー場所や土地に合わせて、その良さを活かした家を建てているのですね。
小林さん:そうです。全て内装も変えています。私は、前職は住宅メーカーに勤めていたので、多くのプランをこなしてきた長年の実績もありますし、想いがかなうプランを必ず差し上げられるという自負があります。特に間取りは得意としている部分です。
高い気密性でいつも新鮮な空気が循環。高い断熱性で夏涼しく冬暖か
ーー特にここを見てほしいというポイントはありますか?
小林さん:1つ目は吹き抜けですね。ここが東側なので吹き抜けがあることで、朝は明るく開放感があります。ただ、断熱性が高いとはいえ、吹き抜けをつくると温かさを感じにくいデメリットもあります。なぜなら、温かい空気は軽くて上へ上へ上がってしまうからです。なので、足元から体の芯まで温めてくれる床暖を入れています。
小林社長:2つ目はセントラル集中換気システムを導入しています。各部屋に排気口がついてまして、自然吸気で窓から入れて機械で排気してると。それで空気が循環される仕組みになっています。
小林さん:排気口の中のモーターで引っ張られて、全部つながっていて1ヶ所で空気を排気しています。1ヶ所で外に出しているのでたくさん穴が空かないというメリットもありますね。
ーー常時空気が循環しているというのは、やっぱり気持ちがいいですよね。
小林さん:そうですね。気密性が高いのでしっかり空気が回るんです。これは、ストローに例えるとわかりやすいんですが、穴の空いたストローは少ししか吸えないのに対して、穴の空いていないストローはしっかり吸えますよね?
ーーなるほど、確かにそうですね!
小林さん:それと同じですき間のある家は空気が上手く回らないですが、気密性が高い家は空気がしっかり家の隅々まで循環します。だから洗濯物も乾きやすくて、家のどこにいても新鮮な空気を吸えるということです。
ーー洗濯物が乾きやすいのはかなり助かります!
小林さん:一般的に、洗濯物が湿った状態で6時間以上経つと、雑菌が増えて生乾きになってしまうと言われていますが、それまでに乾くので嫌なにおいに悩まされることもありません。家の空気が回るので、カビの防止にもなります。カビ臭いと感じることはおそらくないんじゃないでしょうか。空気が循環するので暖房がききやすいというメリットもあります。床暖房とエアコンをつけるだけで、家の中全体が暖かくなるんですよ。
ーーエアコンと床暖房だけで家中暖かいというのは、寒い石川の冬にもありがたいですね!
小林社長:サンリーハウスは当たり前のように高気密高断熱を標準仕様でやっています。気密性能は0.5以下です。
田中さん:気密性能というのは「C値」と言われるものですね。「C値」というのは家のすき間です。全部締め切ってどれだけ空気が抜けているかを測定します。
施工性の問題で大工さんがしっかり施工して全てのすき間をしっかり埋めてくれることで、C値はどんどん下がっていき、気密性能は上がっていきます。
もう一つ、断熱性能をいうのが、「UA値」です。これはどんな断熱材を入れているかで数値が表れています。でも実際の現場で断熱材をしっかり入れていなかったら力を発揮できません。きちんと断熱材を入れているかの証明がC値になります。
ーーきっちりすき間がなくて、断熱材もしっかりと入れられているということですね?
小林社長:ぺらぺらではなくて、自立するくらいの厚さのグラスウールの断熱材が入っています。そして、入っているところに気密シートを貼っているんですね。そうすることでさらに気密を高くしています。当社は施工もしっかりしています。
田中さん:こちらは袋づめのグラスウールになるのですが、施工が難しくて管理は大工さん次第というか。しっかり検査しないといけないんです。
小林さん:こういう断熱材の他に、ウレタン吹き付けの断熱材もあります。ウレタンは気密もとれるんですけど解体する際に木とウレタンがくっついてしまって剥がせない。分別するために解体コストがかかる可能性がありますし、環境にも良くないですよね。グラスウールでもしっかり施工することでウレタン吹付けと同等の断熱性能・気密性能を発揮できます。
ーーせっかく建てるなら、環境にもいい家にしたいですね。
小林さん:UA値的には変わらないですし、これでしっかり気密をすれば、こちらの方が安価で環境に優しいものができるんです。だから当社はこの断熱材を選択しています。
田中さん:ウレタンは火事になってしまったら、燃えると有毒なガスも出るので。グラスウールならその心配もありません。
ーー管理できて施工もしっかりしているから、この断熱材を導入できているということですね。
小林さん:そうですね、当社が一番いいと思ったものをセレクトしています。デザインと機能性って反比例するので、お互いのバランスをとってちょうど良いところにしているんです。
耐震×制震のハイブリッドで地震に備える
ーー気密性だけではなく、耐震性も備えられているとお聞きしました。
小林社長:壁に筋交いよりも約1.2倍地震に備えられる強度を持っている面材というものを使用しています。それに加えて要所要所に制震装置が入っています。
ーー耐震と制震、この違いはどんなところですか?
小林社長:耐震は、ガチッと動かなくする。制震は揺れを極力抑える。この違いですね。揺れてはダメというわけではなく、揺れを抑えれば地震に強いので耐震がなくても制震があれば大丈夫ということです。
耐震性という部分についても熊本地震が7、8回きても大丈夫なくらいの強度です。これが標準で入っています。想定地震で9回目でやっと倒壊レベルになると。ハイブリッドですね。耐震と制震で地震から家を守ろうという考え方です。
ーー他にも地震に対する構造面での対策はあるのでしょうか?
小林社長:あとは、通し柱の梁と梁が合わさるところに欠損と言いまして穴が空いてしまうと、ここが弱くなって、弱いところに力が集中するので耐震的には弱くなってしまいます。
それを穴の空いている部分を少なくして、金物で設置することで耐震にも少しでも耐えられる力を持っていくと。さらに、ベタ基礎といって、外周部だけの基礎ではなくて床下全部の基礎になっているので、面で支えることで耐震効果をアップさせています。
ーー地震に対してもこれだけ多くの仕様がオプションではなく標準搭載されているのは安心です!
小林さん:制震は計算上現れてこない部分なんです。見えないところで、これをやったからといって数字が上がるわけではありません。これはうちの優しさです。
田中さん:全国レベルのハウスメーカーだと一般的になりつつある仕様ですが、地域の工務店やメーカーレベルで取り入れているところはまだまだ少ないと思います。
照明やカラーも心地よさにこだわってセレクト
ーー色味もすごくいいですよね!この雰囲気が落ち着くなと感じました。
小林さん:日本人は古代から畳に囲まれて生活していたので、ベージュが落ち着く色だと感じると言われているんですよ。それで今回グレージュを使いました。
ーーステキだなって、入ってみてパッと第一印象で思ったので。
小林さん:過度じゃないのがやっぱり心地よいのだと思います。それから照明の陰影ですね。夜になると照明でまた雰囲気が変わってきます。
小林社長:照明器具の量も多くないですよ。逆に少なくしています。夜はダイニングの照明一つと、照明をぽんと置いていただいて書籍を読んだりワインを楽しむと、非常にいい空間です。
小林さん:日本人は明るすぎる空間(事務所の白い照明等)にいることが多いので、体が疲れるんです。だから家に帰ってきた時くらいは暗めの空間がいいんじゃないかと。海外ではペンダントが主照明なので、こういう家が多いんですよ。
ーーこのペンダント照明もかわいいです!光も柔らかいのに明るいですね。
小林さん:昔は電球色と昼白色しかなかったんですが、数年前から商品化された中間色「温白色」が好きで使っています。オレンジ色すぎず白すぎず、暖かくてとてもいい雰囲気になるんですよ。
ーーそして、自然光も取り入れた空間づくりも意識されていますよね。
小林さん:光の入る角度も考えて、窓は多く設けていますね。
小林社長:外観も意識してつくっているので、正面に窓が多いだけでなく、要所要所につけて、1階であれば、テレビの上の窓も光が上から入ってくるように上からつけるなど工夫しています。
小林さん:2階も普通の高さより上につけることで、それだけ光が入るので、カーテンレールの位置なども考えてベストな位置に設置して、より光を入れるように設計しているんです。
ーー「So」がこだわるのは住み心地の良い家。デザインと機能性のバランスを追求し、より良い住空間を意識されているのがよくわかりました。まだまだ「So」には魅力がいっぱい。さらにスマートな家づくりとコストカットの秘密について、続く「後編」で迫ります。お楽しみに!
サンリーハウスで建てる家「So」はプロのプランナーが、
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建築にかかる時間とコストを短縮しながら、あなたの想いの詰まったお家が建てられます。
詳しくは「so」ホームページをご覧ください!
https://www.sunrihouse.jp/house/
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