【社員インタビューvol.9】トラブルも世相を反映!?入居者様のお困りごとを解決に導く、建物管理の仕事とは。
トラブル対応の仕事。そう聞くと、尻込みをする学生さんもいらっしゃるかもしれません。でも、トラブルの中に住まいの質を向上させる糸口が見つかることもあれば、トラブル自体が時代を反映していることもあるんです。今回はそんな仕事に取り組んでいる山本さんに仕事の面白さを語っていただきました!
山本 奈月(Yamamoto Natsuki)
2017年入社。前職は書店員だったが、子育てとの両立しやすさを考えてサンリーホームに転職。現在は建物管理建築部にて物件の管理を担当している。趣味は食べることと音楽鑑賞。
子育てとの両立のしやすさが入社の決め手。
――最初に、入社の経緯について教えてください。
山本さん: 結婚を機に主人の地元であるかほく市に移り、本屋さんで働いていたのですが、出産を機に辞めてしまいまして。再就職するなら家から近くて土日が休みのところを、と思って求人を見ていたらたまたまサンリーホームが条件に合ったので面接を受けて入社しました。
――経験したことのない業種で働くことに抵抗はありませんでしたか?
山本さん:確かに、知識もないし、働くイメージも漠然としかありませんでした。ただ前職の本屋って意外と肉体労働だったので、デスクワークへの憧れもあったんですよね。あと入社してみてわかったことですが、同じくらいの年齢のお子さんがいる方々が多くて、急な休みにも理解を持って対応してもらえるので、想像以上に働きやすい環境でした。
――何人もの社員さんにインタビューしてきましたが、パワフルなお母さんが揃っている印象はあります(笑)。
受け身ではない、提案型の管理を目指す!
――建物管理建築部で、管理のお仕事をされているとのこと。それってどんなお仕事ですか?
山本さん:管理といっても色々ありますが、私の場合は入居者様からのお困りごとの相談対応、建物の設備やメンテナンスの業者さんへの発注などが主な業務になります!
――設備が壊れたらまず電話がかかってくるのが山本さんのところなんですね。
山本さん:そうですね。今まではエアコンや給湯器の不調のご相談が多かったのですが、最近ではコロナの影響で皆さんの在宅時間が長くなっているのもあり、これまでは気にならなかったような騒音のトラブルで電話がかかってくることも増えています。あとはネットが繋がりにくいといったご相談も。在宅ワークや大学生のオンライン授業など、日中の同じ時間帯にみなさんが集中してネットに繋いだことで起きてしまったトラブルです。
――コロナ禍の影響がそんなところに。以前、専務のインタビューで「コロナの影響で自宅にワークスペースを欲しがる人が増えた」と間取り関連の変化はお聞きしていましたが、間取り以外にも色々とご要望に変化が出てきているんですね。それだけ人が住宅に期待するものが大きくなっていると言えるのかもしれません。入居者様からご連絡を受けた後はどういう流れになるんですか?
山本さん:基本的には設備の保守をお願いしている会社様にすぐ連絡して、修理完了まで対応していきます。その場の対応だけでなく抜本的に設備を入れ替えたほうがいいんじゃないかと思われる時には、物件のオーナー様に「より良い設備があるので入れ替えませんか」とご提案することもあります。ただ、それで入れ替えまで実現するのは難しい時もあるんですけどね。
――なるほど、山本さんの方から働きかけているんですね。部署としては今挑戦していることってありますか?
山本さん:今言ったような、オーナー様へのご提案を続けて物件の質自体を地道に上げていくことは一つの挑戦ですね。そして、管理する物件が増えているので、そこをどう効率よく、しかし丁寧さを損なわずに管理し続けていくかも今の挑戦だと思います!
経験の蓄積が、冷静さを育てていく。
――管理の仕事の難しさって、どういうところにあると感じておられますか。
山本さん:故障などのトラブルでお電話がかかってくるので、基本的に私の仕事は怒っておられる方、急いでおられる方の対応になります。いかにきちんと受け止め、スピーディに解決するかが難しいところです。
――対応のコツみたいなものってありますか?
山本さん:これは私のまだ足りないところでもあるんですが、とにかく冷静になって、広い視野を持つことでしょうか。こっちまでつられて慌ててしまったら、電話を切った後に「あ、ここお聞きしていなかった」「こういうときはどうなんだろう」と、確認漏れみたいなことがいくつも発生してしまいかねないので……。一回の電話で聞くべきことは細かいところまで全部聞き切ることが、修理手配までの時間短縮にもつながるので、そこはすごく気をつけています。
――そういう落ち着いた対応のできる人が、この仕事に向いているとも言えそうですね。
山本さん:そうですね。でも元々の素質に限らず、こういうことも経験なんだろうなと思います。毎日やっていると、知恵が蓄積されて、お電話を受けたときに「あ、これ、前もあったな」と気付けるようになってきますよ。
――最後に、サンリーホームで3年以上働いてきて、山本さんはこの会社で働く醍醐味ってなんだと感じておられますか?
山本さん:こうなりたいとか、頑張りたいっていう気持ちを汲んでもらえるところだと思います。少しずつ自分のできる範囲が増えていって、今までやったことのない仕事にもチャレンジできるようになっていくのが楽しくて皆さん働いているような職場ですね。子育て世代も多いので、子育てにまつわるいろんな事情を自然に理解してもらえる空気の中で気持ち的に楽に働けるのも魅力です。そういう雰囲気の中で伸び伸びと成長していきたいという人に、ぜひ入ってきてもらいたいです!
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