眠っている土地や物件を買い取り、リフォームで蘇らせて、再販する新事業「サンリートレジャー」、略して「サントレ」。今回は、新事業の立ち上げから一年が経った現在を再びインタビューします!「まだまだ需要がある」と語るのは、立ち上げから一人で事業を担ってきた片倉主任。この一年で確実に認知を拡大し、市場の開拓を進めるサントレ事業のこれからについてお聞きしてきました!

(プロフィール)
<大生地建・サントレ担当>
片倉 陽子(Katakura Yoko)

2022年2月、大生地建に入社。前職は、不動産会社にて土地や物件の買取事業についていた。現在はサントレ事業の主担当として、石川県内の幅広いエリアで買取事業を進めている。趣味は韓国ドラマの鑑賞。

まずはサントレを知ってもらうことからのスタート。新事業の立ち上げから一年経ったいま。

ーーその名の通り、素敵な土地や物件を埋もれないように発掘する「サントレ事業」が始まりはや一年が経ちましたが、振り返ってみていかがですか。片倉主任お一人でのこの一年間はやはり大変でしたか?

最初は買取に繋がるまで時間は掛かりました。土地や戸建ての中古住宅を、買い取らないことには仕事にならないので、事業が浸透するまでがなかなか大変でした。。

ーー実際に、この一年間でどれくらいの数のお取引を進めてきたのですか?

この一年間の買取物件は11件、預かり物件は9件になりますね。

ーーなるほど。まずサントレを知ってもらうために、具体的にどのような取り組みを進めてきたのでしょうか?

ホームページを作って発信したり、チラシを配布したり。一年かけてじわじわと認知が広がってきた感じですね。

▽サントレHPはこちら
石川県の不動産売却・買取ならサントレ|田舎の土地・空き家も大歓迎 (taiseichiken.co.jp)

ーー地道な活動の積み重ねのたまものですね。買取り希望の問い合わせが来たときはさぞ嬉しかったのではないですか?

そうですね。少しずつ認知されてきているなと感じます!

ーーそもそも片倉主任が新設されたこのサントレ事業に配属になったのはなぜですか?

前職でも不動産業界で買取や再販に長く携わってきました。そのノウハウをかってもらって、入社してすぐに新しく立ち上がったこの部署の担当になりました。

ーーサンリーグループでのキャリアとサントレ事業の歴史が同じなんですね!

ワンチームで挑む。弱みを補い、組織で勝ち取る顧客の信用

ーー以前のインタビューでは、「サンリーホームの売買営業課の方々とチームを組んで仕事を進める」とのことでしたが、現在の状況はいかがでしょうか?実際に売れるところまで繋がってきていますか?

そうですね。少しずつですが売買営業につながる案件が増えてきました!サントレは、建物をリフォームして再販する事業なので、サンリーホームの売買営業の方とプランを立てたりと、綿密な情報共有も欠かせません。

ーーなるほど。違う部署の方と一緒に仕事をしていく中で、何か新しい気付きはありましたか?

行き詰まって相談したときには、専門的なアドバイスをたくさんもらっています!「ここをなんとかしたいんです」と間取りについて相談したときには、「こうしたらいいんじゃない?」と自分には思い浮かばないような画期的なアイデアが返ってきて、自分もこの分野で長く経験を積んできましたが、やっぱりプロはすごい!と思いましたね。

ーー具体的に言うと、例えばどんな悩みに対して、どんな専門知識が必要になってくるんですか?

例えば、リフォームする際に、一坪のお風呂はマストなんですが、元々のお風呂より大きくするとなると、周りの洗面所や脱衣室を狭くする必要が出てきてしまって。「洗濯機や洗面化粧台はどこにおこう。どうすれば配置が上手くいくんだろう…。」と、その解決策がどうしても自分の頭では浮かんでこないことが多かったんです。

ーー確かに。私自身もリノベーション物件で暮らしているんですが、お風呂が狭くて、お風呂の広さは確かに重要だと思いますね。

これだけリフォームに注力しているからには、「ここは絶対に売りたい」と思い入れの強い物件ばかりだと思います。買い手が見つかるまでにも、いろいろと悪戦苦闘したのではないでしょうか?

買取できる物件は限られているので、全てを買い取れるわけではなくて。それでも、駐車場が少ない物件は庭を埋めて駐車場にリフォームしたりなど工夫をしています。

ーーそういうときには、売買営業の方々に相談したりするんですか?

自身で問題点を分析することはもちろん、お客様の生の声も大切なので、お客様がお断りした場合には売買営業の方からその理由を聞いてもらったりして、次の買取やリフォーム内容につなげられるように心掛けています。

予測できない展開が面白い!困難や失敗も成長の糧に

ーー前職での経験に続いて、買取や再販の分野に長く携わってきた片倉主任が考える、サントレ事業の面白さとは何でしょうか!

「これなら絶対売れる!」と思って買うはずなんですが、予想以上に早く売れたり、予想に反して売れるまでに時間がかかったりと、その辺りを予測するのが難しいところだからこそ、売れたときには「わっ!やっぱり買ってよかったんだ!」という喜びがありますね!

ーーその読みづらさが面白さにつながっているということなんですね!売却後も、そのお客様から実際にお話を伺う機会はあったりするんですか?

そうですね。お客さまから「使い方が分からない」など、お問い合わせをいただいて、お宅まで説明に伺ったりすることもあります。

ーーその際に、お客様から何か声を掛けてもらったりすることはありますか?

「すごく買ってよかった」と感謝してくださるお客様もいましたね。

ーー喜びの声を直接聞けるのはうれしいですよね!どんな方が買ってくれるのか想像できない状態で、物件を買取するところが難しい反面、面白いところでもありますよね。反対に大変なところはありますか?

せっかく買取希望のお問い合わせをもらっても、田んぼの中心の土地など、道路を通すのが難しい場所などはお断りしないといけない案件も出てくるので、本当に申し訳ないです…。サントレ事業ということで、買取希望で連絡いただくことが多いんですが、預かりは出来ても買取できない場合や預かりも買取もできない場合もあります…。

ーー時にはどうしようもないこともありますよね。

新築系の商材の場合は、お客様の要望に対して様々な選択肢で対応することができますが、買取商材の場合は、どうしてもその土地や物件がこの世に一つしかないので、お客様のご要望に完璧に応えられないことがあります。そんなときはとても悔しいです。 だからこそ、買取できたときの喜びはひとしおなんです!

ーー「使わなくなった不動産を持っていてもどうしようもない」という悩みを抱える方がたくさんいるということなんですね。良いことも悪いことも、いろんなことがあったこの一年間を振り返って、特に印象に強く残っているエピソードを教えてください!

他社物件を買う意思を固めていたとあるご夫婦が、たまたまその近くでサンリーグループのリフォーム物件の看板をたまたま見掛けたのをきっかけに、自社物件の買取を決めてくれたことがあって。「これは運命だと思って!」という奥様の話を聞いたときは、すごくすごく嬉しかったですね!

ーーそれは嬉しい!一体、サンリーグループの物件の何が決め手だったのでしょうか?

間取りや使い勝手の良さ、だそうです。例えば、ランドリースペースやファミリークロークを別途設けてあります。あとは、築年数よりも実際の状態がきれいなこともですね。以前に、七尾市志賀町の自社物件を見られたことがあったらしく、その物件をとても気に入っていただけていたようで。嬉しい限りですね。

ーーここまで満足していただけるのは嬉しいことですよね。まさに、お客さまにとっての宝探しですね!

まだまだサントレの需要はあると確信しています!「これだけ綺麗でこの金額だったら」とお客様の選択肢になるような物件に造り変えることで、新築物件との差別化を図れるはずだと考えています。住まなくなった家をただ壊すのではなく、綺麗にして、別の誰かに気持ち良く住んでもらえるようにできることこそが、サントレにしかない良さです!

ーーまさにその通りですね。最後に、この先サントレ事業に新たな仲間が集うとしたら、どんな仲間と一緒に働きたいですか?

お家に興味のある方がいいですね!資格の有無に関係なく、モデルルームを見ることが好きだったり、自分なりにお家をこう直したいとかイメージを膨らませたりして、この仕事を楽しめる方ですかね!

ーーこれから暮らすお客様の喜ぶ姿を想像できるのが、やっぱりこの仕事の醍醐味ですよね!片倉主任のこの一年間の奮闘ぶりが伝わってきました!ますますサントレ事業の今後から目が離せなくなりそうです!今日はありがとうございました!